宮崎神宮は、初代天皇・神武天皇(神日本磐余彦尊)を主祭神とし、神武天皇の宮居の跡地に創建されたと伝わる。創建年代は不明であるが、神武天皇が日向の地から東征へ出発した霊地に鎮座するとされ、古くから神話ゆかりの聖地として崇敬を集めてきた。中世・近世を通じて「神武天皇社」などと称され、地域の人々による信仰が続いたとされるが、詳細な記録は乏しい。近世には日向国の有力者らによって社殿の維持・修復が行われたと伝わる。明治維新後、明治政府による社格制度の整備に伴い、1874年(明治7年)に県社に列格、さらに1913年(大正2年)には官幣大社に昇格し、国家的な崇敬を受ける神社として整備が進められた。現在の社殿…