宮崎県総合博物館は1971年(昭和46年)に開館した県立の総合博物館で、宮崎神宮の境内に隣接した緑豊かな敷地に立地する。設置の目的は宮崎県の歴史・考古・民俗・自然を総合的に調査・研究・展示することにあり、開館以来県の文化財行政や学術研究の拠点として機能してきた。収蔵品の柱となるのは西都原古墳群をはじめとする県内各遺跡から出土した考古遺物で、日向の古代首長文化を物語る埴輪・土器類が多数収蔵されている。また日向神話を軸とした映像展示や民俗資料は、宮崎の歴史文化を体系的に学ぶ入門施設としての役割を果たしてきた。宮崎神宮という神話の舞台に隣接することから参拝者・観光客が自然に立ち寄る導線が生まれており…