若松寺の創建は寺伝によれば和銅元年(708年)、行基菩薩が出羽国を巡錫した際に当地に観音菩薩を安置したのが始まりとされる。後に慈覚大師円仁が再興したと伝わり、天台宗の観音霊場として古代から信仰を集めた。江戸時代初期に最上三十三観音霊場が整備された際、第1番札所すなわち発願の寺として位置づけられた。本堂は永禄8年(1565年)の再建で、室町時代末期の優れた仏堂建築として国の重要文化財に指定されている。明治の廃仏毀釈の影響を受けつつも法灯は守られ、現在も最上三十三観音巡礼の起点として全国から参拝者を迎えている。縁結び観音の霊験で女性の参拝者が特に多い。