京都府向日市物集女町に所在する古墳時代後期・6世紀前半(前葉〜中頃)の前方後円墳。全長約46メートル、後円部は直径約24〜32メートル・高さ約9メートルを測る。国史跡「乙訓古墳群」を構成する一基で、1984年に京都府指定文化財となった後、2016年3月に国史跡へ追加指定された。畿内型の横穴式石室が良好な状態で残り、玄室からは金銅装の冠や馬具、玉類など豊富な副葬品が出土した。これらの出土品は2018年3月に京都府指定有形文化財となっている。江戸時代の記録には淳和天皇の御霊柩車を埋納したという伝承も残るが、考古学的には継体大王に近侍した有力者の墓と推定されている。石室内部は毎年春に一般公開される。