向日神社の創建は古く、社伝によれば神武天皇の御代に向日山(現・向日丘陵)に神が降臨したのが起源とされ、向日氏(むかいし)がその神を祀ったのが始まりと伝わる。「向日」の名は向日山(日を向く山)に由来するとも伝わる。
平安時代初期の延暦13年(794年)に桓武天皇が平安京に遷都する以前、都が長岡京(現・向日市・長岡京市付近、784〜794年)に置かれた時期には、向日神社は都に近い古社として皇室・貴族の崇敬を受けた。
「延喜式神名帳」(927年成立)に「山城国乙訓郡向日神社」として名神大社に列せられており、式内社としての格式を有する。中世には荘園制のもとで寺社領が与えられ、向日神社は向日庄の鎮守…