弘仁12年(821年)、弘法大師空海によって開創されたと伝わる真言宗豊山派の古刹である。開創以来、御岳山への参詣路沿いに位置することから、武蔵御嶽信仰と深く結びついた霊場として発展したとされる。中世には御嶽参りの拠点として機能し、参拝者の宿坊としても利用されたと伝わる。近世に入ると、真言宗の霊場として関東各地からの信仰を集め、現在も関東八十八ヶ所霊場の第72番札所として巡礼者を受け入れている。本尊は大日如来。江戸時代以降、武蔵野・奥多摩地域における真言宗の信仰拠点として地域に根付き、現在に至るまで法灯を守り続けている。境内は多摩川の支流・平溝川沿いの山あいに静かに佇み、1200年余の歴史を今日…