「あんばさま」の愛称で親しまれる関東随一の厄除け・夢結びの神社。
稲敷市阿波に鎮座し、日本唯一の「夢むすび大明神」として知られる。
豪華絢爛な社殿群は「茨城の日光」と称され、極彩色の彫刻が圧巻の美しさ。
楼門・拝殿・本殿いずれも精緻な彫刻で飾られ、社殿全体が芸術作品のよう。
境内の大杉は御神木として崇められ、樹齢千年を超える巨木が聖域を見守る。
厄除けの霊験は古来より知られ、関東一円から多くの参拝者が厄払いに訪れる。
夢結び祈願は独特の祈祷形式で、願い事を書いた絵馬を奉納して夢の成就を祈る。
毎年11月の「あんば祭り」は盛大な秋祭りで、神輿や山車が地域を練り歩く。
利根川水運の守護神としても信仰され、船頭や漁師たちの崇敬を集めてきた。
東京から車で約1時間とアクセスも良く、厄年の参拝先として根強い人気がある。
神護景雲元年(767年)、勝道上人が当地の大杉の下で修行中に神託を受けて創建したと伝わる。
御祭神は倭大物主櫛甕玉命で、大国主命の別名とされる。
平安時代より利根川水運の守護神として船頭や商人の崇敬を集めた。
「あんばさま」の名は阿波(あわ)が転じたものとされ、地名に由来する。
中世には常陸国南部の有力神社として武家からも篤い崇敬を受けた。
江戸時代には利根川を行き交う船の安全を祈願する信仰が最盛期を迎え、
関東一円から「あんば参り」の講が組まれ、多くの庶民が参詣した。
現在の社殿は享保年間から文化年間にかけて造営されたもので、
日光東照宮にも比される豪華な彫刻群は当時の最高技術の結晶。
近年…