瀬戸内海・大三島に鎮座する全国の山祇神社・三島神社の総本社で、「日本総鎮守」とも称される古社。祭神は大山積神(山・海・武の神)。国宝8点・重要文化財76点を含む武具甲冑は日本の指定品の約8割を占め、宝物館に収蔵される。境内の楠群は国の天然記念物で、樹齢2,000〜3,000年と伝わる巨樹が神域を包む。源頼朝・義経・村上水軍らが武具を奉納し、古来より武将たちの崇敬を集めてきた。
社伝では推古天皇2年(594年)の鎮座と伝わるが、大山積神はそれ以前より大三島に祀られていたとされる。平安時代の延喜式神名帳(927年)では名神大社に列せられ、また伊予国一宮として尊崇された。大同元年(806年)には「日本総鎮守」の号を賜り、四国唯一の国幣大社に指定された(大正時代)。中世には源平合戦の武将たちが相次いで武具を奉納し、境内の宝物館には日本の指定武具の約8割が集まった。村上水軍の本拠地・瀬戸内海の要衝に位置することから、海の守護神としても広く崇敬される。境内の楠群(2,000〜3,000年)は昭和26年(1951年)に国の天然記念物に指定された。