唐津くんちの曳山の歴史は、寛文年間(1661〜1673年)に唐津の商人・中島志摩守が素盞嗚尊に奉納した山車に始まるとされる。現存する14台の曳山は文化2年(1805年)から明治9年(1876年)にかけて制作されたもので、漆と金箔を贅沢に用いた大型の山車は鯛・獅子・兜・源義経・浦島太郎など多様なモチーフをかたどる。江戸期の唐津は北九州の重要な海上交易拠点として栄え、裕福な商人たちが競って豪華な曳山を奉納したことが現在の14台の充実した顔ぶれにつながった。昭和35年(1960年)に国の重要有形民俗文化財に指定。1981年に曳山展示場が開設され、曳山を年間通じて一般公開する施設として整備された。唐津…