岡山市北区新庄下、全国第4位の規模を誇る造山古墳の前方部前面に位置する帆立貝形古墳。墳丘長約81m、後円部径約63m、高さ7.4m以上で、周辺の陪塚群とともに造山古墳を取り巻く。後円部には横穴式石室が2基あり、第1石室は吉備地方でも最古級とされ、香川産安山岩と熊本産天草砂岩を用いて築かれている。屍床の仕切石(石障)には九州系石室に特有の直弧文と鍵手文の線刻装飾が施され、吉備と九州の交流を物語る貴重な事例となっている。石障は劣化のため取り出され、現在は精巧な複製が設置されている。2023年に復元整備が完了し、一般公開されている。