常福寺は山号を清光山と称し、大阪府池田市神田に位置する真言宗の寺院で、摂津国八十八箇所霊場第59番札所にあたる。清光という名は清らかな光明—すなわち仏の智慧の光—を象徴する山号であり、弘法大師の密教思想における光明の概念と深く結びついている。池田市神田の地は古来より北摂の交通要衝に位置し、人や物の往来が盛んであったとされる。摂津国八十八箇所の巡礼路において、池田市内の第58番・一乗院と第59番・常福寺は隣接する連番の札所であり、北摂エリアの巡礼者を迎える重要な拠点として一体的に機能してきた。なお神戸市長田区にも「常福寺」(第85番)が存在するが、当院とは全くの別寺院である。江戸時代から続く巡礼…