渋川市に位置する真言宗智山派の古刹で、上州七福神の布袋尊を祀る寺院。
境内からは赤城山と榛名山の両方を望む絶好のロケーションに恵まれている。
本堂は江戸時代後期の建築で、入母屋造りの堂々たる構えが印象的である。
布袋尊像は木彫りの優品で、にこやかな表情が参拝者に福をもたらすとされる。
毎年1月の初詣では上州七福神巡りの参拝者が多く訪れ、境内が賑わう。
渋川は伊香保温泉への玄関口として知られ、温泉巡りと合わせた参拝が人気。
境内の梅林は早春の名所で、2月下旬から3月にかけて紅白の梅が咲き誇る。
寺宝の曼荼羅図は室町時代の作と伝えられ、真言密教の教えを視覚的に伝える。
庫裏では精進料理の提供も行っており、事前予約で味わうことができる。
渋川の歴史と文化を伝える寺院として、地域住民から深い敬愛を集めている。
弘仁年間(810-824)に弘法大師空海の弟子が開創したと伝えられる古刹。
空海が関東巡錫の際に弟子に命じてこの地に真言密教の道場を開かせたとの伝承がある。
平安時代後期には渋川の荘園領主の帰依を受け、寺領が拡大した。
鎌倉時代には関東の真言宗寺院のネットワークの一翼を担い、僧侶の修行道場として機能した。
戦国時代には上杉氏と武田氏の争いに巻き込まれ、一時荒廃した。
江戸時代初期に真言宗智山派に属し、現在の伽藍の基礎が築かれた。
寛政年間(1789-1801)に本堂が再建され、この時の建築が現在に伝わる。
江戸時代後期には上州七福神の一寺に選ばれ、布袋尊信仰が盛んになった。
明治維新後も地域の…