吉岡町に位置する天台宗の寺院で、船尾山の中腹に佇む修験道ゆかりの古刹。
本尊の不動明王は弘法大師空海の作と伝えられ、霊験あらたかとして信仰を集める。
境内は船尾山の自然に囲まれ、石段を登った先に広がる静謐な空間が参拝者を迎える。
船尾の滝は境内に流れ落ちる清流の滝で、修験者の水行の場として今も使われる。
秋の紅葉シーズンには山肌が燃えるように色づき、知る人ぞ知る紅葉の名所。
群馬の中心部に位置しながら山深い雰囲気を持つ、都市近郊の隠れた霊場。
毎月28日の不動明王縁日には護摩祈祷が行われ、心願成就を祈る参拝者が集う。
船尾山からは榛名山と赤城山の両方を遠望でき、上毛三山を一望できる絶景ポイント。
近年はパワースポットとしてSNSで紹介され、若い世代の参拝者も増えている。
古来の山岳信仰の息吹を今に伝える、吉岡の宝石のような寺院である。
大同2年(807年)に弘法大師空海が東国巡錫の際にこの地の霊気に感じ入り開創したと伝わる。
空海は船尾山の滝で修行を行い、不動明王像を自ら彫って安置したとされる。
平安時代には天台宗の修験道場として多くの行者が入山した。
鎌倉時代には上野国の修験者の修行場として知られ、各地から修行僧が集まった。
室町時代には衰退の時期を経験したが、戦国時代に地元の豪族により再興された。
江戸時代には近隣の農民の信仰を集め、不作時の雨乞い祈祷でも知られた。
享保年間に本堂が再建され、現在に伝わる伽藍の原型が形作られた。
明治の修験道禁止令の影響を受けたが、天台宗の寺院として存続した。
昭和に入り船尾の滝が景勝地…