横浜市保土ケ谷区川島町に位置する神社で、祭神は「日本武尊(やまとたけるのみこと)」と「五十猛命(いそたけるのみこと)」。天文年間(1532〜1555年)の戦国期に創建されたと伝わり、相模・武蔵を支配した小田原北条氏の有力戦国大名「北条氏康(ほうじょううじやす・1515〜1571年)」が夢のお告げで日本武尊の加護を感じ、上杉氏との合戦に勝利した後に感謝の社として建立したという伝承が残る。帷子川(かたびらがわ)支流の段丘(だんきゅう・段差のある台地地形)上に鎮座し、境内には古木のイチョウ(銀杏)が立つ。「延喜式(えんぎしき・927年)」に記された式内社「武蔵国都筑郡・杉山神社」の有力な論社(ろんしゃ・候補)のひとつとして学術的にも注目される古社。
川島の杉山社の創建は天文年間(1532〜1555年)と伝わる。相模・伊豆・武蔵・上野を支配した戦国大名「北条氏康(ほうじょううじやす・1515〜1571年)」が、上杉氏との合戦前夜に日本武尊の夢告(むこく)を受けたことから、勝利を確信して出陣し、勝利後に感謝と報謝として創建したと伝承される。氏康は勝利後に社殿の建立と境内への土地の寄進を行い、以後川島村の鎮守(ちんじゅ)として機能した。江戸幕府も本社を公認し、寛永16年(1639年)に一反(約1000平方メートル)の免租地(めんそち)を与え、元禄13年(1700年)には三十貫文(かんもん)の寄付を行ったことが史料に残る。「延喜式(えんぎしき・9…