太平山本宮は秋田市西部に聳える太平山(標高1170m)の山頂近くに鎮座する霊峰の総本宮である。太平山は古来より霊山として崇められ、山岳信仰の中心地として東北地方屈指の聖地となっている。山頂に至る登山道は険しく、信仰登山として多くの人々が山頂を目指す。本宮には旭岡山神社(里宮)と太平山三吉神社が関係し、三吉霊神・大己貴神・少彦名神を祀る。霊験あらたかな山の神として、力授けや開運のご利益を求める参拝者が全国から訪れる。山頂からは秋田市街や日本海、男鹿半島などの壮大なパノラマを望むことができる。山岳信仰の伝統を今に伝え、毎年夏の山開き祭には多くの登山者と信仰登山者が参集する。四季折々の自然と共に、信仰と自然体験が融合した聖地である。