青林山最勝寺龍福院は、台東区元浅草に鎮座する真言宗智山派の寺院。法印如桂を開山とし、慶長年間(1596〜1615年)の創建と伝わる。正保元年(1644年)ごろ、幕府より替地600坪を与えられて現在地へ移転し、大塚護持院の末寺として江戸の宗教行政に組み込まれた。御府内八十八ヶ所霊場の82番札所として知られ、弘法大師作と伝わる大日如来坐像(木造・約45cm)を本尊として祀る。境内には薬師如来・稲荷社・庚申塔・方経院塔など江戸庶民の多層的な信仰が共存する。墓地には明治期の著名彫刻家・石川光明(1852〜1913年)の先祖の墓所が伝わる。石川は高村光雲と並ぶ近代日本彫刻の泰斗で、パリ・万博やシカゴ万博で受賞した。新御徒町駅から徒歩約5分。
青林山最勝寺龍福院は、法印如桂を開山とし、慶長16年(1611年)ごろに江戸の谷町(谷寺町)に創建されたと伝わる。正保元年(1644年)ごろ、幕府より替地600坪を与えられて現在地・元浅草3丁目に移転し、大塚護持院(幕府の祈願所として機能した真言宗の主要寺院)の末寺として江戸の宗教行政に組み込まれた。
御府内八十八ヶ所霊場は、宝暦5年(1755年)ごろに江戸府内の弘法大師ゆかりの88ヶ寺を結んで整備された巡礼路で、「江戸の四国遍路」とも称される。龍福院はその82番霊場として古くから参詣者を集め、弘法大師作と伝わる木造大日如来坐像(約45cm)を本尊として祀っている。境内には薬師如来・稲荷社・…