栃木市の太平山の中腹に鎮座する太平山神社は、栃木の総鎮守として崇敬される。
標高341mの太平山からは関東平野を一望でき、「陸の松島」と称される絶景が広がる。
境内への1000段の石段は健脚の参拝者に挑戦心を与える。
太平山名物の「三大名物」は焼き鳥・卵焼き・団子で、茶店で楽しめる。
麓には蔵の街として知られる栃木市の歴史的町並みが広がる。
巴波川沿いの蔵造りの商家は、江戸時代の繁栄を今に伝える。
栃木市は「小京都」「小江戸」とも呼ばれ、レトロな町歩きが人気。
太平山のあじさい坂は約2500株のアジサイが咲く名所。
桜の時期には太平山桜まつりが開催され、4000本の桜が山全体を彩る。
山頂の神社と麓の蔵の街を結ぶ歴史と自然の回廊。
太平山神社の創建は天長4年(827年)とされ、慈覚大師円仁が開いたと伝わる。
円仁が淳和天皇の勅命を受け、天照大神・豊受大神・瓊瓊杵尊を祀ったのが始まり。
平安時代には下野国の重要な信仰拠点として発展した。
中世には栃木城主・皆川氏の崇敬を受け、武家社会でも重要な神社であった。
江戸時代には栃木は巴波川の舟運で栄え、商都としての地位を確立。
太平山神社は栃木の総鎮守として、商人たちの商売繁盛祈願の社となった。
巴波川沿いには蔵造りの商家が建ち並び、現在の「蔵の街」の原型が形成された。
明治以降は県庁が宇都宮に移転したが、太平山神社の崇敬は変わらなかった。
昭和期にあじさい坂の整備が進み、花の名…