彌彦神社(札幌)は、大正元年(1912年)に新潟県西蒲原郡弥彦村に鎮座する越後一宮・彌彦神社の御分社として、札幌・中島公園内に創建された。主祭神は天香山命(あめのかごやまのみこと)であり、越後の地で古来より篤く崇敬されてきた彌彦大神の御神徳を北海道の地に伝えるべく勧請されたとされる。あわせて太宰府天満宮の御分霊である菅原道真公も合祀されており、これにより「札幌の天神さま」として学問・合格祈願の社としての性格も兼ね備えることとなった。北海道開拓が進んだ明治期以降、本州各地から移住した人々が故郷の信仰を北の大地に根付かせようとした流れの中で、本社もその精神を体現する存在として中島公園の地に定着した…