八雲神社は素戔嗚尊(スサノオノミコト)を主祭神とし、京都の八坂神社の信仰を伝える厄除け・疫病退散の神社である。「八雲」は素戔嗚尊の和歌「八雲立つ出雲八重垣」に由来し、出雲の神聖な雲を象徴する。府中市分梅町の「分梅(わかうめ)」は「梅が分かれる(梅の枝分れが豊かな)」を意味する縁起の良い地名で、梅の花の美しさと縁起の良さが重なる。農村社会で夏の疫病への恐れから素戔嗚への信仰が根付き、夏祭りの中心として地域コミュニティの結束を高める役割を担ってきた。現代においても厄除けの社として地域住民に親しまれている。