四街道稲荷神社は、1680年(延宝8年)頃に創建されたと伝わる。この地の農民たちが五穀豊穣を祈願し、京都の伏見稲荷大社より宇迦之御魂大神を勧請したのが起源とされる。江戸時代を通じて、下総台地の農村であった栗山地区の人々が農耕の守護神として篤く崇敬し、境内の整備が進められたと考えられる。明治維新後の神仏分離令により社格の整理が行われ、地域の氏神として位置づけが明確化された。近代以降は農業だけでなく商売繁盛の御利益を求める信者も増え、参道には寄進者の名を刻んだ朱鳥居が次第に連なるようになった。現在も毎年初午の日には赤飯や油揚げを供える祭礼が執り行われ、稲荷神の使いとされる狐への感謝とともに地域住民…