寛元年間(1243〜1247)に武蔵の豪族・河越経重が開基となり、大阿闍梨円慶法師が開いた寺院です。山号は青龍山。創建当初は密教道場でしたが、天文4年(1535)に曹洞宗に改宗されました。境内には河越太郎重頼の墓があり、源義経の正室郷御前の位牌の写しも安置されています。所蔵する銅鐘は文応元年(1260)の銘を持ち、鋳師は鎌倉大仏の鋳造にも携わった丹治久友で、昭和3年(1928)に国の重要文化財に指定されました。銘文には「武蔵国河肥庄新日吉山王宮」と刻まれており、「河越庄」の名が金石文に現れる最古の例として歴史的に重要とされています。徳川家康の関東入国後は朱印十石を賜り、家康が鷹狩の折に立ち寄っ…