鈴鹿明神社は、欽明天皇の御代(6世紀前半、530年頃)に創建されたと伝わる相模国の古社で、座間地域における最古の神社の一つとされる。祭神は伊弉諾尊と素盞嗚尊であり、古来より厄除け・家内安全の神として地域の信仰を集めてきた。中世には相模国の武家勢力による崇敬を受けたとされ、座間の総鎮守として地域住民の精神的拠り所となっていった。近世・江戸時代には幕府の社寺政策のもとで社格が整えられ、入谷周辺の村々の氏神として祭祀が継続された。明治維新後は神仏分離令により社号・体制が改められ、近代社格制度において村社に列せられたとされる。境内に広がる鎮守の森は、都市化が進む中にあっても保全され、座間市の天然記念物…