善行寺は慶長元年(1596年)、本牧山妙香寺の日随上人(慶長19年寂)によって開山された日蓮宗寺院である。正保年間(1644〜1648年)に第二世日習上人が本堂を建立した。千葉県東葛飾郡の平賀本土寺を本寺とする。安政6年(1859年)の横浜開港以前、檀家はわずか35〜36戸ほどであったが、開港後に人口が流入して都市化が進むと檀家は急速に増え、第28世日耐の代には1000戸を超えたと伝わる。関東大震災など幾多の災禍を経ながらも、山手・西之谷の丘に法灯を守り、開港とともに膨張した横浜の歩みを今に伝えている。