横浜市中区妙香寺台に鎮座する日蓮宗の古刹で、「日本国歌・君が代発祥の地」および「日本吹奏楽発祥の地」として知られる歴史的な寺院。山号は本牧山、旧本山は大本山中山法華経寺(中山門流)。弘仁5年(814年)に弘法大師空海が真言宗の「東海寺」として創建し、文永元年(1264年)に住職の法印昌香が日蓮聖人に帰依して宗派を改め、連昌山妙香寺と改称した。江戸時代には徳川家康から寺領10石の御朱印状を拝領するなど幕府の保護を受けた。境内には1989年に日本吹奏楽指導者協会が建立した「君が代・吹奏楽発祥の地」記念碑が立ち、毎年10月第2月曜日(スポーツの日)に記念演奏会が開催される。JR根岸線山手駅から徒歩約15分、元町・中華街駅から徒歩約15分。
妙香寺の創建は弘仁5年(814年)、真言宗の開祖・弘法大師空海が本牧山東海寺として開いたとされるのが始まりである。薬師如来を本尊とし、本牧の地の古刹として地域の信仰を集めた。文永元年(1264年)、住職の法印昌香が日蓮聖人に深く帰依して日能と改名し、連昌山妙香寺と改称して日蓮宗寺院となった。大本山法華経寺第二祖日高を開山に戴く中山門流の寺院として格式を高め、応永20年(1413年)ごろには十世・日英の中興により伽藍が整備された。江戸時代には慶長期に徳川家康から寺領10石の御朱印状を拝領し、幕府の保護下に置かれた。近代における最大の転機は明治2年(1869年)に訪れる。薩摩藩が洋式軍楽隊「薩摩バ…