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京都を焼け野原にした優柔不断——足利義政と応仁の乱
足利義政の後継者をめぐる優柔不断が、京都を11年にわたって焼け野原にした「応仁の乱」(1467-1477年)を招いた。戦国時代の幕開けとなったこの大乱の中でも、義政は文化活動に没頭し続けた。日本史の大きな転換点となった応仁の乱を分かりやすく解説する。
深く読み解く一冊
目次
MOKUJI
一
後継者問題のもつれ
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二
応仁の乱の勃発
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三
戦火の中でも文化に没頭
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四
応仁の乱が変えた日本
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五
ゆかりの地を訪ねよう
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六
よくある質問
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銀閣寺——応仁の乱のさなか、義政が戦火を逃れて東山に築いた美の理想郷
Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
「将軍の跡継ぎを誰にするか」——たったこれだけの問題が、京都を11年間も焼け野原にする大戦争につながりました。
「
応仁の乱(おうにんのらん)
」です。その引き金を引いたのが、優柔不断な将軍・足利義政でした。
後継者問題のもつれ
問題の発端は、義政の後継者問題でした。
義政には長く子どもがいなかったため、弟の義視(よしみ)を後継者に指名しました。ところがその直後、妻・日野富子(ひのとみこ)に実子・義尚(よしひさ)が生まれます。
富子は「自分の子を将軍にしたい」と願い、有力大名・山名宗全(やまなそうぜん)を頼りました。一方、すでに後継者に指名されていた義視は、別の有力大名・細川勝元(ほそかわかつもと)を頼りました。
地獄絵(参考)——応仁の乱で京都の大半が焼失し、千年の都が荒廃した惨状を想起させる
Wikimedia Commons / Public Domain
応仁の乱の勃発
1467年、細川勝元(東軍)と山名宗全(西軍)の対立が、ついに京都での武力衝突に発展しました。
全国の有力守護大名がどちらかの陣営に分かれて参戦し、京都を舞台に大戦争が繰り広げられました。戦いは一進一退を繰り返し、11年間も続きました。
この戦乱で京都の大半が焼失しました。多くの寺社・貴族の邸宅・文化財が灰になり、「千年の都」京都は荒廃しました。
戦火の中でも文化に没頭
銀閣寺の枯山水——戦国の混乱を招いた義政だが、その美意識は日本文化の礎を築いた
Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
驚くべきことに、義政はこの大乱の最中も文化活動に没頭し続けたと言われます。
戦争で京都が燃えているのに、義政は茶の湯・庭園・建築に関心を寄せ続けました。1473年には将軍職を息子・義尚に譲り、その後は東山に隠棲して銀閣を建立しました。
「政治を投げ出して趣味に逃げた」とも、「混乱の時代に美の理想郷を求めた」とも評価できます。
応仁の乱が変えた日本
応仁の乱は日本史の大きな転換点でした。
•
室町幕府の権威が失墜した
•
全国の守護大名が独立傾向を強めた
•
「下剋上」(下の者が上の者を倒す)の風潮が生まれた
この混乱が、約100年続く「戦国時代」の幕開けとなりました。義政の優柔不断が、結果的に日本を戦国乱世へと導いたのです。
ゆかりの地を訪ねよう
銀閣寺(慈照寺)
(京都市左京区)は応仁の乱のさなかに義政が築いた東山文化の象徴です。戦乱の中でも美を追い求めた義政の精神を感じられます。
足利義政のゆかりの地一覧
でほかのスポットも確認してください。
よくある質問
応仁の乱はどちらが勝ったの?
明確な勝者はいませんでした。両軍の総大将(細川勝元・山名宗全)が相次いで病死し、戦いは曖昧なまま終息しました。「誰も得をしなかった戦争」とも言われます。
日野富子は悪女だったの?
「自分の子を将軍にするために戦乱を招いた」と批判されますが、近年は「戦乱で混乱した幕府財政を支えた有能な女性」という再評価もあります。
最終更新日:2026年6月3日
── 了 ──
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この記事の人物
足
足利義政
銀閣寺を建てた室町第八代将軍
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詣
ゆかりの地を訪ねる
記事で読んだ歴史は、現地に立つとさらに深く実感できます。下のスポットや巡礼コースから、次の参拝先を選んでみませんか。
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