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江ノ島の弁財天——日本三大弁財天の参拝と島さんぽ
神奈川・江ノ島の江島神社は日本三大弁財天のひとつ。参拝順路と岩屋・展望台をめぐる島さんぽコース、季節ごとのイルミネーション情報を暦がご案内します。
目次
MOKUJI
江ノ島は「弁財天の島」だった
江ノ島の弁財天とはどんな神様なのか
島さんぽの参拝ルート——辺津宮から岩屋まで
展望台「シーキャンドル」からの絶景
季節の見どころ——「湘南の宝石」イルミネーション
江ノ島へのアクセスと参拝時間の目安
鎌倉と合わせた「鎌倉・江ノ島半日コース」
参拝時のポイント
ゆかりのスポット一覧
よくある質問
江ノ島は「弁財天の島」だった
江ノ島というと、たこせんや生しらす丼のグルメ、サーフィン、デートスポットのイメージが強いかもしれません。でも実は、江ノ島は古くから弁財天を祀る霊場として信仰を集めてきた「神の島」です。
江島神社日本三大弁財天(江島・厳島・竹生島)のひとつに数えられ、奥津宮・中津宮・辺津宮の三社が連なる構成になっています。参拝の正式なルートは「辺津宮→中津宮→奥津宮」の順に島の奥へと進んでいく形です。
島全体を歩いてこそ江ノ島の参拝は完結します。グルメを楽しみながらでも良いですが、ぜひ弁財天を祀る三社と、島の先端の岩屋まで足を伸ばしてみてください。
江ノ島の弁財天とはどんな神様なのか
弁財天(弁才天とも書く)はもともとインドの水の女神「サラスヴァティー」に起源を持ち、日本に伝わって音楽・芸術・財運・縁結びなど幅広いご利益で信仰されるようになりました。七福神の中の紅一点でもあります。
江ノ島の弁財天は「裸弁財天」とも呼ばれる珍しい像で、江の島の奥の院にあたる場所(現在の奉安殿)に納められています。奉安殿は有料拝観で、八臂弁財天(はっぴべんざいてん:8本の腕を持つ像)と妙音弁財天(みょうおんべんざいてん:琵琶を持つ美しい座像)の二体を拝観できます。
音楽・芸能・恋愛成就を願う参拝者が多く、特に縁結びのご利益を求めて全国からカップルや女性の参拝者が集まります。
島さんぽの参拝ルート——辺津宮から岩屋まで
江ノ島の参拝は、島の入り口から奥の岩屋まで、島をほぼ縦断する歩き旅です。全行程を歩くと往復で約2〜3時間かかります。
推奨ルート(片道・約60〜90分):
1.
江ノ島大橋を渡る → 島の玄関口、朱塗りの「瑞心門(ずいしんもん)」をくぐる(ここから弁財天の世界へ)
2.
辺津宮(へつのみや)参拝 → 三社のうち最初の社。縁結びの「八方睨みの亀石」もここに
3.
奉安殿で弁財天像を拝観(別途拝観料200円)
4.
中津宮(なかつのみや)参拝 → 二番目の社。市杵島姫命を祀る
5.
奥津宮(おくつのみや)参拝 → 島の一番奥にある最後の社。「八方睨みの亀」の天井絵が有名
6.
岩屋(江ノ島岩屋)へ(別途入洞料500円)→ 自然の洞窟の中を探検。弘法大師や源頼朝ゆかりの伝説が残る
帰路は来た道を戻るか、長谷寺浄明寺方面へ足を延ばしても良いでしょう。
展望台「シーキャンドル」からの絶景
中津宮のそばにある**江の島シーキャンドル(江の島展望灯台)**は、島の中で最も高い展望台です。晴れた日には富士山と相模湾を同時に眺めることができ、「富士山と海と島」という唯一無二の構図が楽しめます。
特に秋(10月〜11月)の晴天時の午後〜夕刻は、富士山が最もくっきり見える時期です。夕暮れ時の富士山シルエットは息をのむ美しさです。
シーキャンドルへは江の島エスカー(屋外エスカレーター:片道230円)を使うと楽に上れます。混雑時は行列になることもありますが、石段を歩いて登ることも可能です。
季節の見どころ——「湘南の宝石」イルミネーション
江ノ島は年間を通じてさまざまな楽しみがありますが、特に**冬(12月〜2月中旬)のイルミネーション「湘南の宝石」**は圧巻です。島全体がLEDイルミネーションで飾られ、夜の江ノ島が宝石のようにきらめきます。毎年80〜100万人もの来場者が訪れる、神奈川を代表する冬の風物詩です。
季節カレンダー:
| 時期 | 見どころ | |—|---|| | 1月〜2月 | イルミネーション(湘南の宝石)最終盤・早春の静かな参拝 | | 3月〜4月 | 春の陽気の島さんぽ、菜の花が周辺で咲く | | 5月〜9月 | 海水浴・マリンスポーツのシーズン、混雑のピーク | | 10月〜11月 | 富士山の眺望が最も美しい季節 | | 12月〜1月 | イルミネーション開始・穴場の初詣スポット |
江ノ島へのアクセスと参拝時間の目安
アクセス:
小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩3分
江ノ島電鉄「江ノ島」駅から徒歩15分
JR東海道線「大船」駅で乗り換え、または「藤沢」駅で江ノ電に乗り換え
参拝所要時間の目安:
三社参り(辺津宮〜奥津宮)のみ: 60〜90分
奉安殿・岩屋含む: 120〜150分
シーキャンドル登楼含む: 150〜180分
混雑するのは土日の11時〜15時です。週末訪問の場合は9時前の早朝がおすすめです。
鎌倉と合わせた「鎌倉・江ノ島半日コース」
鎌倉と江ノ島は江ノ電で結ばれており、「鎌倉→江ノ島」の半日コースが定番です。
コース例:
1.
鎌倉駅 → 江ノ電で極楽寺・長谷エリア → 長谷寺参拝(60分)
2.
江ノ電で江ノ島へ → 江島神社三社参り(90分)
3.
岩屋または展望台(60分)
4.
江ノ島グルメ(たこせんや生しらす丼)で〆
鶴岡八幡宮浄明寺を午前中に回ってから江ノ島へ移動するコースも人気です。
参拝時のポイント
三社の参拝順は「辺津宮→中津宮→奥津宮」が正式な順路です
岩屋は干潮時間帯に合わせると見学しやすい(公式サイトで潮位確認を)
江ノ島大橋と江ノ島エスカー周辺は週末に特に混雑します
島内は階段と坂道が多いので、歩きやすい靴が必須です
奉安殿(弁財天像)の拝観料は200円。弁財天目当ての方はお見逃しなく
縁結びの「恋人の丘」にある「龍恋の鐘」は恋愛成就のパワースポットとして有名です
ゆかりのスポット一覧
スポット
見どころ
アクセス
江島神社
三大弁財天・三社巡り
片瀬江ノ島駅から徒歩3分
長谷寺
十一面観音・鎌倉の海景
長谷駅から徒歩5分
浄明寺
鎌倉五山第五位の禅寺
鎌倉駅からバス
鶴岡八幡宮
鎌倉の総鎮守
鎌倉駅から徒歩10分
寿福寺
北条政子ゆかりの禅寺
北鎌倉駅から徒歩15分
よくある質問
江ノ島に弁財天がいる理由は何ですか?
江ノ島は古くから「弁財天が降り立った島」という信仰があり、奈良時代に行基が弁財天を祀ったとされています。島の形が龍と深い関係があるという伝承もあり、水の神である弁財天を祀るのにふさわしい地と考えられてきました。
江ノ島のイルミネーション「湘南の宝石」はいつですか?
例年12月中旬〜2月中旬の期間で開催されます。具体的な期間は年によって変わるので、小田急電鉄や藤沢市観光協会の公式サイトで確認してください。点灯時間は日没後〜21時前後が目安です。
江ノ島は一人旅でも楽しめますか?
もちろんです。弁財天は縁結びの神様ですが、一人での参拝で縁起を担いでいる方もたくさんいます。岩屋の探検や展望台からの富士山眺望は、一人でゆっくり楽しむのに最適です。混雑する週末より平日の方が静かに島全体を満喫できます。
江ノ島の岩屋は何が見られますか?
自然が作り出した海食洞で、全長152mの第一岩屋と56mの第二岩屋があります。第一岩屋の奥にはかつて弘法大師が修行したとされる場所や、龍神の像が奉られています。第二岩屋では蝋燭の灯りで洞内を進む体験ができ、幻想的な雰囲気です。
最終更新: 2026年5月
江島神社——江ノ島の弁財天にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
寿福寺——江ノ島の弁財天にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
鶴岡八幡宮——江ノ島の弁財天にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
浄妙寺——江ノ島の弁財天にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
長谷寺——江ノ島の弁財天にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
── 了 ──
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