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作法
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ETIQUETTE
御朱印の始め方——御朱印帳の選び方と授与の正しい作法
御朱印初心者向けに、御朱印帳の選び方(蛇腹型・紐綴じ型の違い)、寺と神社での使い分け、授与の流れ、保管方法、マナーを徹底解説します。はじめての一社にどこを選べばよいか、おすすめもご紹介します。
目次
MOKUJI
御朱印とは何か? スタンプラリーとの大きな違い
御朱印帳の選び方——初心者はどれを選べばいい?
寺と神社——御朱印帳は分けるべき?
御朱印の授与——正しいお願いの仕方
全国のおすすめ初御朱印スポット5選
御朱印帳の保管方法——大切に使い続けるために
よくある質問
御朱印集めをはじめてみたいけれど、「どこから始めればいいか」「失礼なことをしてしまわないか」と不安に感じている方、多いのではないでしょうか。でも安心してください。御朱印は「参拝の証」として授与されるものなので、まず大切なのはきちんと参拝すること。御朱印帳を持って寺社に行き、「御朱印をお願いします」と一言伝えるだけで、ほとんどの神社やお寺でいただくことができます。この記事では、御朱印デビューに向けた準備から作法まで、わかりやすくご案内します。
御朱印とは何か? スタンプラリーとの大きな違い
御朱印は「参拝の証」
御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺院に参拝したことを証明する「証」として授与されるものです。もともとは写経(お経を書き写すこと)を寺に奉納した際に受け取る印でした。現代では参拝者が広く受けるようになっていますが、その本質は「参拝したことの証明」です。
スタンプラリーとの大きな違い: 御朱印は観光地のスタンプと異なり、神職や住職が一枚一枚手書きで記入するものです(一部の寺社では書き置きのみの場合もあり)。そのため、まず参拝を丁寧に行ってから授与を依頼するのがマナーです。
御朱印に書かれているものは何?
一般的な御朱印に含まれるのは以下の要素です。
朱色の印(朱印): 神社名・寺院名や御祭神・ご本尊の名前が刻まれた印鑑
墨書き(毛筆): 参拝した日付・神社名・御祭神や御仏の名前
記帳された文字: 宮司さんや住職さんが直筆で書いてくださる
御朱印帳の選び方——初心者はどれを選べばいい?
蛇腹型と紐綴じ型の違い
種類
特徴
向いている人
蛇腹型(じゃばらがた)
ページが折り畳み式で広げると一枚の長い紙。両面使用可
見開きの御朱印・特大判を楽しみたい人
紐綴じ型(本のようなタイプ)
一般的なノートのようなページ構成
携帯しやすさ重視の人
和綴じ型
日本の伝統的な糸綴じ。高級感がある
こだわりを持って長く使いたい人
初心者には蛇腹型がおすすめです。 見開きで全体を広げて眺める楽しさがあり、ページが増えたら末に継ぎ足せる種類もあります。
サイズ選び
大判(18cm×12cm): ゆったりとした書き込みスペース。大きめの御朱印向き。おすすめ
小判(16cm×11cm): コンパクトで持ち運びやすい。神社系御朱印に多い
御朱印帳はどこで買える?
社寺の授与所・社務所: 参拝先の神社・お寺で購入するのが一番自然。オリジナルデザインの御朱印帳も多い
文具店・書店: 無地や和柄の汎用品
通販: 全国の人気寺社の御朱印帳も取り寄せ可能
はじめての御朱印帳は、最初に参拝する社寺で購入するのが、旅の記念にもなっておすすめです。
寺と神社——御朱印帳は分けるべき?
分ける理由と分けない場合
「神社と寺の御朱印帳は別々にすべき」という声をよく聞きますが、これには諸説あります。
分けた方がいい理由:
一部の神社では、寺院の御朱印が入った帳面に書くことを断る場合がある
御朱印帳を手渡す際に「神社用か寺院用か」をわかりやすく伝えられる
コレクションとしての統一感が生まれる
分けなくてもよい理由:
日本の神仏習合の歴史を考えると、神社と寺を同じ帳面に収めることに問題はない
ほとんどの神社・寺院では、混在した御朱印帳でも快く書いてくださる
結論: 最初の一冊は気にせず始めてOK。コレクションが増えてきたタイミングで、神社用・寺院用を分けることを検討してみてください。
御朱印の授与——正しいお願いの仕方
ステップ別の流れ
1.
まず参拝を済ませる: 手水舎で手を清め、拝殿・本殿で参拝を行う(これが最重要)
2.
社務所・授与所を探す: 境内の「御朱印」「社務所」の案内板を確認
3.
御朱印帳を渡す: 「御朱印をお願いします」と一言添えて手渡す。書いてほしいページを開いた状態で渡すとスムーズ
4.
料金を支払う: 御朱印の初穂料(または志納料)は300円〜500円が一般的。最近は800円〜1,000円の豪華な御朱印も増えています
5.
受け取る: 書き上がったら受け取り、その場で内容を確認しましょう
書き置き(書き置き御朱印)の場合: 繁忙期や人手不足の場合、あらかじめ書かれた「書き置き」の御朱印を授与されることがあります。これを御朱印帳に貼る場合は、和紙用のでんぷんのりが適しています。
御朱印をもらう前に参拝せずに依頼するのはNG
これは最も大切なマナーです。 御朱印は「参拝した証」ですので、参拝を省いて御朱印だけをいただくことは本来の趣旨から外れます。近年では一部の寺社で「参拝なしの御朱印授与はお断りします」という案内が増えています。
全国のおすすめ初御朱印スポット5選
明治神宮(東京・渋谷区)——シンプルで力強い御朱印
明治神宮の御朱印は、「明治神宮」と毛筆で力強く書かれた、シンプルで凛としたデザイン。余白が多く、初めての御朱印帳の最初の一社として最高の印象を残してくれます。
御朱印受付時間: 9:00〜16:00頃
初穂料: 500円
鶴岡八幡宮(神奈川・鎌倉)——風格ある鎌倉の御朱印
鶴岡八幡宮の御朱印は「八幡大菩薩」の文字が特徴的。境内の自然と合わせて、鎌倉散策の記念にもなる一枚です。
御朱印受付: 8:30〜16:30
初穂料: 500円
浅草寺(東京・台東区)——観音様の印が印象的
浅草寺の御朱印は「大悲殿(だいひでん)」の文字と本尊の御宝印が特徴的です。仲見世通りの賑わいとは対照的に、本堂内の御朱印所は落ち着いた雰囲気で受けることができます。
御朱印受付: 9:00〜16:00
志納料: 300円
伏見稲荷大社(京都市)——朱色が鮮やかな稲荷の御朱印
伏見稲荷の御朱印は、朱色の鳥居と奥社の印が重なった鮮やかなデザイン。御朱印帳の中で一際目を引く存在感があります。
成田山新勝寺(千葉・成田市)——力強い不動明王の御朱印
成田山新勝寺の御朱印は「不動明王」の力強い文字が特徴。成田空港から電車でアクセスしやすく、旅のはじまりや終わりに立ち寄りやすいのも魅力です。
御朱印帳の保管方法——大切に使い続けるために
湿気に注意: 梅雨の時期は桐箱や保管袋に入れて湿気から守る
直射日光を避ける: 墨書きが日焼けして色あせる原因になります
専用スリーブ(カバー)をつける: 御朱印帳カバーは授与所で購入できることも
書き終えた帳面は大切に保管: コレクションとして並べると旅の軌跡が見える喜びがあります
よくある質問
御朱印は参拝した寺社でしかもらえませんか?
基本的には参拝した寺社でのみ授与されます。郵送や代理人によるお願いを受け付けている社寺もありますが、本来は参拝した方本人が受け取るものです。
混雑時に御朱印を断られることはありますか?
あります。初詣・節分・七五三などの繁忙期は「書き置きのみ」「当日の御朱印授与は終了しました」となる場合があります。時間に余裕を持って訪れ、授与時間を事前に確認してください。
御朱印帳がいっぱいになったら?
新しい御朱印帳を購入してください。古い帳面は神棚や本棚に大切に保管するか、社寺によっては「古い御朱印帳の供養」を受け付けているところもあります。
御朱印をもらうのにどれくらい時間がかかりますか?
混雑していない時期は5〜10分程度。混雑時(元旦・土日の人気社寺)は30分〜1時間以上待つこともあります。時間に余裕を持って行くか、平日の空いている時間帯を狙いましょう。
御朱印集めは、参拝の記念をページに重ねていく「旅の記録帳」でもあります。明治神宮でも浅草寺でも、あなたにとって特別な一社から始めてみてください。Tokuアプリで参拝記録をデジタルにも残しながら、御朱印帳と二枚重ねの参拝日記を楽しんでみてくださいね。
最終更新: 2026年5月21日
明治神宮——御朱印の始め方にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
鶴岡八幡宮——御朱印の始め方にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
浅草寺——御朱印の始め方にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
伏見稲荷大社——御朱印の始め方にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
熊本城——御朱印の始め方にゆかりの寺社
Wikimedia Commons / Public Domain
── 了 ──
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