文政10年(1827年)、北青山に位置する浄土宗の古刹・青山善光寺の境内末社として、稲荷大神を勧請したことに始まる。もとは寺の管理下に置かれた境内社であったが、明治元年(1868年)に発せられた神仏分離令により寺域から切り離され、現在の北青山3丁目の地に独立した神社として遷座した。以来「秋葉さん」と親しまれ、火を扱う職人や料理人、商人たちが火難除けを願って参拝する鎮守として崇敬を集めた。稲荷大神に加え、火防の神として全国に信仰される秋葉大神(火之迦具土神)と、木曽御嶽山の山岳信仰を背景に持つ御嶽大神の三柱を合祀することで、商売繁盛・火難除け・山岳修験の御利益を併せ持つ。江戸期の青山一帯は大名・…