元禄6年(1693)、5代将軍徳川綱吉が山城国・石清水八幡宮の分霊を勧請して創建した神社。江戸城の鬼門除けの守護神および徳川将軍家の祈願所として崇敬され、御朱印社領200石が寄進された。社号はかつて「石清水八幡宮」であったが、昭和22年(1947)に隣接する稲荷神社・北野天満宮を合祀し、昭和26年(1951)に「蔵前神社」と改称した。境内では宝暦7年(1757)10月、江戸初の勧進大相撲本場所が開催され、以降約70年にわたり23回に及んだ。この場所で63連勝中の大関・谷風梶之助が小野川喜三郎に敗れた一番は、江戸中を沸かせた名勝負として伝わる。また落語「元犬」のゆかりの地としても知られ、境内に関…