当社の創建は平安時代末期の12世紀頃(1100年代)とされ、伊豆国一之宮・三嶋大社の神威を熱海の地でも仰げるよう、遥拝所として設けられたのが起源と伝わる。三嶋大社は古くより伊豆・相模の総鎮守として崇敬を集めてきたが、とりわけ源頼朝が伊豆に配流されていた時代(1160〜1180年代)に深く信仰し、平家打倒の祈願を捧げた神社として知られる。頼朝が1180年に挙兵した際には三嶋大明神への誓願が広く喧伝され、その信仰は熱海周辺にも広がったとされる。中世から近世にかけては、熱海の温泉地としての発展とともに地域の鎮守として崇敬を集め、三嶋大明神(大山祇命・事代主命)への信仰が地域住民の間に根付いていった。…