寺伝では用明天皇の勅願道場として開かれたと伝えるが、実質的な創建は承久2年(1220年)、求法上人義空が上京区五辻の地に一宇を建立したことに始まる。本堂は貞応2年(1223年)から造営に着手し、安貞元年(1227年)12月26日に上棟した。建立に際して伝わる「おかめ伝説」が名高い。棟梁・長井飛騨守高次が信徒寄進の柱を誤って切り誤ったとき、妻のおかめが「斗組(ますぐみ)を用いれば良い」と提言して窮地を救った。しかし「女の助言で大任を果たしたと知られては夫の面目が立たぬ」と考えたおかめは上棟式の前夜に自害した。高次は妻の冥福を祈り宝篋印塔(おかめ塚)を境内に建て、以来おかめは商売繁盛・縁結びの神と…