海老名市中新田に位置する浄土宗の寺院で、阿弥陀如来を本尊とする念仏信仰の道場である。海老名の農村地帯に開かれた寺院として、農民たちの菩提寺の役割を果たしてきた。浄土宗の念仏の教えは「南無阿弥陀仏」の六字名号を称えることで極楽浄土に往生できるという分かりやすさで庶民に浸透した。境内の地蔵堂には子育て地蔵が安置され、子どもの無事成長を願う母親たちの信仰が今も続いている。相模野台地の農村部に位置し、田園風景の中に静かに佇む寺院の風情がある。海老名市の農村信仰と浄土宗の念仏が結びついた、地域に根ざした信仰の場である。