横須賀市秋谷に位置する真言宗大覚寺派の寺院で、正式名称は海上山円乗院普門寺。本尊は正観音菩薩。正慶元年(1332年)に阿闍梨朝賢を開山として創建されたと伝わり、約700年の歴史を持つ古刹である。三浦三十三観音霊場第27番、三浦二十八不動明王霊場第22番、三浦三十八地蔵霊場第21番の札所として、近世以来三浦半島の巡礼者を受け入れてきた。大永6年(1526年)の災害で本堂を焼失したが後に再建され、以後も法灯を継承している。中秋の名月の夜に営まれる「ヘチマ加持」は当寺独特の年中行事で、参詣者がヘチマに病気を移して海に流すことで身体を癒すという独特の祈祷として今に伝わる。秋谷海岸を望む立地で、三浦半島西海岸の信仰風土を体感できる。
円乗院は山号を海上山、寺号を普門寺と号する真言宗大覚寺派の寺院で、正式名称は海上山円乗院普門寺である。寺伝によれば、正慶元年(1332年)に阿闍梨朝賢を開山として創建されたとされ、約700年の歴史を持つ。本尊の正観音菩薩を中心に三浦半島西海岸における真言密教の道場として、中世から地域の信仰を集めてきた。大永6年(1526年)の災害により本堂を焼失したが、後に再建され、近世以降も法灯を絶やすことなく継承された。江戸時代には三浦三十三観音霊場第27番、三浦二十八不動明王霊場第22番、三浦三十八地蔵霊場第21番の札所として三つの巡礼路に組み込まれ、三浦半島内外から多くの巡礼者を集めた。中秋の名月の夜…