大阪市福島区福島に鎮座する、菅原道真ゆかりの古社。通称「上の天神」。昌泰4年(901年)、大宰府に左遷される道真が河内国道明寺で伯母・覚寿尼を訪ねた帰路、淀川から船で九州へ向かおうとしてこの地で風待ちをした際、里人の徳次郎らが心を込めてもてなしたという。感謝した道真は里人が織った布に自ら姿を描いて与え、これが現在の御神体として伝わる。道真はこの地の梅の木に梅と松の枝を挿し歌を詠んだとも伝わる。延喜3年(903年)道真の死の報に接した福島の人々が、延喜7年(907年)小祠を建てて道真を祀ったのが当社の始まり。翌908年に大国主命・事代主命を合祀した。福島区内にはかつて上之社(当社)・中之社・下之社の三天満宮があり、当社がその筆頭。大阪駅から西へ徒歩圏にある道真ゆかりの名社で、受験シーズンには多くの学生が合格祈願に訪れる。JR福島駅・阪神福島駅より徒歩5分。