五色塚古墳は兵庫県神戸市垂水区に位置する5世紀前半に築造された前方後円墳であり、全長194メートルという規模を誇り、兵庫県内最大の古墳である。明石海峡を望む丘陵上に築かれており、海を見下ろす雄大なロケーションが特徴的である。古墳の名前「五色塚」は、葺石に五色の石を用いたという伝承に由来すると言われている。1975年から1976年にかけて実施された大規模な発掘調査と復元工事によって、葺石と埴輪列が見事に復元されており、日本で初めて本格的な復元整備が行われた古墳として広く知られる。後円部の頂上には竪穴式石室の痕跡が確認されており、鏡・玉類・武器・武具などの副葬品が出土している。前方部と後円部がくっきりと識別できる美しい外形を持ち、復元された葺石の白さが青空と海に映えて壮観である。隣接する「小壺古墳(兵庫県第2位の古墳)」とともに国の史跡に指定されており、明石海峡に面した景観とあわせて観光スポッ…