大永元年(1521年)、武蔵国の豪族・大石定重が滝山城を築城した際、城の鬼門(北東)除けの鎮守として創建されたと伝わるのが、この丹木日吉神社である。祭神は大山咋神で、近江国日吉大社の神格を勧請したものとされる。16世紀中頃、大石氏が北条氏に服属すると、滝山城は北条氏照の居城となった。永禄12年(1569年)、甲斐国の武田信玄が大軍を率いて滝山城を攻撃したが、城はこれを退け、堅城としての名声を高めた。江戸時代に入ると城は廃され、城下の鎮守として神社のみが丹木の地に残された。明治期の神仏分離令の影響を受けながらも、日吉神社として地域の信仰を集め続けた。昭和41年(1966年)、滝山城跡は国の史跡に…