弥谷寺の創建は奈良時代に遡る。741年(天平13年)に聖武天皇の勅願を受けた行基菩薩が開いたと伝わり、その後749年(天平勝宝元年)に伽藍が整備されたとされる。弘法大師空海は幼少期にこの地で学問・修行に励んだと伝わり、後に真言密教の霊場として整備したとされる。平安時代より岩山の天然洞窟を利用した山岳修行の道場として栄え、藤原時代には写経や仏事が盛んに行われたと伝えられる。中世には兵火による被害を受けたとされるが、その都度再建され、霊場としての法灯は絶えることなく守り継がれてきた。江戸時代には四国遍路が広く普及し、四国八十八箇所第71番札所として多くの巡礼者を受け入れた。明治の神仏分離令により一…