四国八十八箇所第72番札所。大日如来を本尊とし、弘法大師の故郷・善通寺近くに位置する曼荼羅の霊地。596年頃の創建と伝わる古刹で、空海が唐から帰国後に金剛界・胎蔵界の大曼荼羅を奉納したと伝わることから「曼荼羅寺」の名がある。境内には「筆捨松」の伝説が残り、弘法大師が松の絵を描こうとしたが、松が揺れて上手く描けず筆を投げ捨てたという逸話が伝わる。大師ゆかりの松の木にちなんだ伝説が多く、大師信仰の深さを物語る。善通寺・出釈迦寺・甲山寺など周辺霊場と合わせて「善通寺五岳」の一角をなす名刹として遍路に親しまれてきた善通寺市の静かな霊場。