薭田神社の創建は和銅2年(709年)とされ、僧行基が誉田別命・天照大神・武内宿禰命の三神体を刻んで安置したと伝わる。平安時代中期には朝廷が定めた『延喜式』(927年成立)の神名帳に「武蔵国荏原郡」の式内社として記載され、官社としての格式を認められた由緒ある古社である。中世には武蔵国の有力武士団との関わりも伝えられるが詳細は不明な点が多い。近世には蒲田村の産土神・総鎮守として地域住民の篤い信仰を集め、江戸時代を通じて地域の精神的支柱としての役割を担ったとされる。明治時代以降の近代社格制度においても地域の総鎮守としての地位を保ち、現在に至る。現在地の蒲田3丁目に鎮座し、毎年秋の例大祭は蒲田の風物詩…