河内国一宮で春日大社に先立つ「元春日」として知られる古社。神護景雲2年(768年)に枚岡の祭神を春日山に勧請したのが春日大社の始まりとされる。天児屋根命・比売御神・経津主命・武甕槌命の春日四神を祀り、二十二社の下八社に列する。生駒山西麓に鎮座し、参道の梅林は梅の名所。12月の「お笑い神事」は参拝者が一斉に笑い声をあげる珍しい祭りとして知られる。神社の格式は奈良の春日大社を凌ぐ古さを持ち、河内国一宮として古代から朝廷の崇敬を受けてきた。生駒山麓のなだらかな斜面に広がる神域は四季折々の自然が美しく、春の梅と秋の紅葉が特に名高い。近鉄奈良線枚岡駅の目の前という抜群のアクセスで、大阪近郊の人気参拝スポットとして多くの参拝者が訪れる。
枚岡神社の創建年代は明らかではないが、社伝によれば神武天皇即位以前、紀元前に天児屋根命・比売御神を生駒山西麓の枚岡の地に祀ったのが始まりと伝わる。のちに経津主命・武甕槌命が合祀され、春日四神を奉斎する社となった。神護景雲2年(768年)、称徳天皇の勅命により枚岡の祭神を奈良・春日山に勧請したのが春日大社の創祀とされ、枚岡神社は「元春日」として春日大社に先行する古社と位置づけられる。平安時代には二十二社制度の下八社に列し、朝廷からの崇敬を受けた。中世には兵火などにより社殿が荒廃した時期もあったと伝わるが、河内国一宮としての格式は維持された。近世には河内国の総社的な信仰を集め、江戸時代を通じて社域…