金山神社の創建は大同年間(806〜810年)頃と伝わり、鍛冶・金属加工の守護神である金山彦命を祭神として祀ったのが起源とされる。相模国は古代より砂鉄の産地として知られ、周辺地域には製鉄・鍛冶に関わる遺跡が点在することから、古くより鍛冶師たちの篤い信仰を集めてきたと考えられる。中世には相模の武士団が鍛冶技術を重視したこともあり、刀剣・武具の製作に携わる職人層からの崇敬が続いたとされる。近世、江戸時代には周辺の金属加工業者や刃物職人が氏子・崇敬者として社を支え、信仰圏が地域産業と密接に結びついた。明治期の近代化以降も、金属加工・機械工業に従事する人々の信仰は継続し、刃物供養の行事が定着した。古い刃…