延暦年間(800年頃)に常陸国一宮・鹿島神宮の分祀として創建されたと伝わる。武甕槌命を主祭神とし、太平洋を望む高台に鎮座して、古来より海上安全の守護神として漁民の篤い信仰を集めてきた。中世には武家の崇敬も受け、武甕槌命の武勇の神としての性格から武将たちの戦勝祈願にも訪れたとされる。近世には周辺地域の農漁業の守護神として氏子の信仰を支え、例祭が地域の重要な行事として定着した。明治期以降、日立鉱山の開発・発展とともに鉱業従事者や産業関係者の参詣が増し、産業の守護神としての性格も加わった。近代化の波を経てもなお、日立市宮田町の地に社殿を保ち、海と産業の歴史を背景に地域住民の信仰の中心として現代に至る…