法華寺は大阪市東住吉区北田辺に位置する本門法華宗の寺院である。本門法華宗は日蓮宗系の宗派の一つで、1874年(明治7年)に日蓮宗から独立した。その淵源は鎌倉時代の日蓮聖人(1222〜1282年)が法華経の弘通に生涯を捧げたことにあり、「南無妙法蓮華経」の唱題を修行の根本とする点は日蓮系各派に共通する。本門法華宗は大本山に妙蓮寺(京都)等を擁し、独自の宗制を整備しながら近代以降の宗教環境の変化に対応してきた。北田辺地区は大阪市の市街地化の波に伴い近代に住宅地として発展した地域であり、法華寺はその中で法華経信仰の道場として地域に根ざしてきた。日蓮聖人の教えに基づく読誦・唱題の修行が今日まで受け継が…