本源寺は茨木市大手町に位置する臨済宗妙心寺派の禅寺である。妙心寺は花園天皇(1301〜1321年在位)が開いた京都の古刹で、室町時代に関山慧玄(無相大師)が中興し、現在では臨済宗最大の本山として全国に多くの末寺を持つ。当寺は茨木の市街地に立地し、禅の公案修行を通じて悟りを追求する道場として機能してきた。戦国期に茨木城を拠点とした荒木村重ら摂津の武将たちは禅に深い関心を持ち、禅寺の保護に当たったとも伝わる。近世以降は妙心寺の末寺として檀家の葬祭を担いつつ、座禅会などを通じて禅の教えを地域に伝えてきた。