新宿区須賀町十三番地の本性寺は、四谷の鎮守・須賀神社の門前に形成された日蓮宗の寺院街の一画を担う寺院である。「本性」とは、あらゆる存在の根底にある真如の本性を意味し、法華経において説かれる諸法の実相を象徴する言葉である。須賀町には江戸時代から日蓮宗の寺院が集積しており、本性寺はその宗教的風土の中で地域住民の菩提寺として根付いてきた。南無妙法蓮華経の題目信仰を中心に、日々の勤行と法要が営まれ、信徒の信仰生活を支えてきた。明治以降の近代化においても法脈を継承し、現在も須賀町十三番地の静かな街並みの中で、日蓮宗の伝統を守り続けている。