水戸市に位置する日本庭園で、隣接する桂岸寺と回天神社を含む歴史的景観地。
保和苑は徳川光圀が愛した庭園で、約100品種6000株のアジサイが名物。
6月のあじさいまつりには約10万人が訪れ、水戸の初夏を彩る一大イベント。
桂岸寺は真言宗の寺院で、本尊の聖観世音菩薩は安産の御利益で知られる。
回天神社は幕末の天狗党の志士を祀る神社で、水戸学の精神を今に伝える。
天狗党は尊王攘夷を掲げた水戸藩の過激派で、幕末の日本を揺るがせた。
庭園内には茶室もあり、日本庭園の風情の中で一服を楽しめる。
偕楽園に次ぐ水戸の庭園スポットとして、地元市民にも愛される。
水戸の歴史・信仰・自然が一体となった、水戸ならではの複合文化空間。
水戸駅からバスでアクセスでき、偕楽園と合わせた水戸観光が可能。
桂岸寺は元禄7年(1694年)、徳川光圀の命で開山された真言宗の寺院。
光圀はこの地の景観を愛し、庭園の整備に力を注いだ。
保和苑の名は「保和」(和を保つ)の精神に由来し、光圀の理想を反映している。
アジサイの植栽は昭和30年代から始まり、現在では水戸の名所に成長した。
回天神社は昭和8年(1933年)に創建され、天狗党の志士874名を祀る。
天狗党の乱(1864年)は水戸藩内の尊王攘夷派の武装蜂起で、幕末の大事件。
天狗党は武田耕雲斎を首領に筑波山で挙兵したが、最終的に敦賀で処刑された。
回天の名は「天を回らす」=世の中を変えるという志を意味する。
保和苑・桂岸寺・回天神社は一体の文化圏とし…