常磐神社は、水戸藩2代藩主徳川光圀(1628〜1700年)と9代藩主徳川斉昭(1800〜1860年)を主祭神として祀る神社である。明治維新後、両藩主の遺徳を称えようとする機運が高まり、明治6年(1873年)に地元有志らの請願を経て創建が決定、翌明治7年(1874年)に社殿が竣工・鎮座した。光圀は「水戸黄門」として広く知られ、儒学を基盤とする『大日本史』編纂事業を起こした名君として敬われる。斉昭は文武を重んじ、天保12年(1841年)に藩校弘道館を創設して水戸学の振興に尽力したほか、海防思想の高揚にも貢献した。社地は日本三名園の一つ偕楽園に隣接し、斉昭が造営した同園との歴史的連続性を今に伝える。…