横浜市青葉区市ヶ尾町に位置する仏教の堂宇(どうう)で、旧大山街道(おおやまかいどう)沿いの小高い丘の上に鎮座する。正式名は「市ヶ尾竹下地蔵堂(いちがおたけしたじぞうどう)」、「千日堂(せんにちどう)」とも呼ばれる。本尊の地蔵菩薩は木造立像で高さ約3尺6寸(約109センチ)とされ、弘法大師(空海・774〜835年)の作と伝わる。管理寺院は東福寺。江戸時代中期(約300年前)の創建とされ、「堂は四間半四方南に向ふ、本尊木の立像長三尺六寸ばかり、弘法大師の作と云、東福寺の持」と「新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう・1810〜1828年頃)」に記録される。毎年11月30日に行われる「双盤念仏(そうばんねんぶつ)・お十夜講(じゅうやこう)」は横浜市指定無形民俗文化財で、太鼓と鉦(かね)を打ち鳴らしながら念仏を唱える300年以上の伝統行事。都築橘樹酉年地蔵尊霊場(つづきたちばなとりどしじぞうそ…
市ヶ尾竹下地蔵堂の草創は江戸時代中期(18世紀前半頃・今から約300年前)とされるが、正確な創建年は不明。名称にある「千日堂」の由来は「千日間の托鉢(たくはつ)によって堂を建立した」ことにあると伝わる。「新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)」(文化・文政年間・1810〜1828年頃に編纂)には「堂は四間半四方南に向ふ、本尊木の立像長三尺六寸ばかり、弘法大師の作と云、東福寺の持」と記されており、少なくとも江戸後期には現在の形の堂宇として確立していたことが分かる。本尊の地蔵菩薩像は弘法大師(空海)作と伝わるが、真偽は不明。東福寺の管理下に置かれ、地域の信仰を集めてきた。境内には庚申塔(こう…