逗子市小坪4-3-9に鎮座する古社。祭神は**大国主命(大己貴命)**。江戸時代に**江戸浅草の一之権現社を勧請**して創建されたと伝わる(「江戸浅草寺一之権現社を勧請す」)。
小坪は逗子湾の南東端、鎌倉市との市境近くに位置する漁村で、一の宮神社はその川の南側に鎮座する。旧記録に「境内は石柱を以て囲み石の鳥居の奥石造の本殿あり」と記されており、石造の鳥居と本殿を有する地域の鎮守社として、小坪の漁師や住民に長く信仰されてきた。
大正12年(1923年)の**関東大震災**では石造本殿が破壊し、仮本殿が建立された。境内には**稲荷社**が合祀されており、大国主命とともに地縁の神として参拝される。門扉は設けられておらず常時参拝が可能。JR逗子駅から徒歩約20分、鎌倉市との境界に近い小坪の静かな社である。