石岡市総社に鎮座する常陸國總社宮は、常陸国の総社として国内の全神社の祭神を合祀する格式高い神社である。國司が国内の神社を巡拝する代わりに、この一社で全ての神を参拝できるよう設けられた総社制度に基づく。毎年九月に行われる石岡のおまつりは関東三大祭りの一つに数えられ、豪華な山車と幌獅子が市内を練り歩く勇壮な祭礼である。祭礼は約四十台の山車が繰り出す圧巻の光景で、石岡市民の誇りとなっている。境内には古代の祭祀遺跡も残り、常陸国の宗教行政の中心であった歴史を今に伝えている。石岡の歴史と文化の核心をなす、茨城県を代表する古社である。